コスタリカ ゲイシャ×エチオピア47 ラ・モンターニャ / シティロースト
| 型番 |
cosmonge_2025_cf |
| 重量 |
200 |
コーヒーの世界には様々な品種が存在しますが、品種ごとに明確な香りや味の特徴はありません。
コーヒーの風味特性は、コーヒーの木を取り巻く環境(生産者を含む)とそれに適合した品種から生まれます。
これがスペシャルティコーヒーの出発点であると思います。
●ゲイシャ(ゲシャ)
2004年のBest of Panamaコンテストで1位に輝いたエスメラルダ農園のゲイシャから感じられたフローラルかつトロピカルフルーツなどの風味は、世界に衝撃を与えました。
コーヒーに強いフルーツ感という風味特性だけでなく、品種に目を向けることになった大きな出来事であったと思います。
そのゲイシャ。
実はいろいろとあるようで(表記もGeshaやGeisha)、ゲイシャ(ゲシャ)全てに前述のような風味特性があるわけではなく、違うキャラクター、中には風味特性が乏しいものも。
「そのゲイシャ(ゲシャ)は、どのゲイシャ(ゲシャ)?」
入手経路と、やはりカップ(香りや味)から優れた品種(ゲイシャ、ゲシャ)なのか、判断するしかないような気がします。
本ゲイシャ(ゲシャ)は、総合的にとらえると、前述の系統であると推測できます。
ただし、やはり環境との適合性、そして、生産者の力量がなければ、輝きません。
●エチオピア47
コスタリカのコーヒーの研究と種子バンクを担うCATIEに保管されているエチオピア原産の品種。
コスタリカの栽培環境と相性が良いと言われています。
●ホワイトハニー
ハニープロセスとは、コーヒーチェリーの果肉を除去する際に、ミューシレージ(粘液質)を一部残し、乾燥させる方法で、ミューシレージの残す量により呼び方が変わります。
ホワイトハニーはミューシレージをほとんど残さない方法。
品種の特徴を活かすため、生産処理由来の風味が穏やかな本プロセスを選択したと推測します。
●生産者
生産者ロヘル・ウレーニャ氏は、世界的なコンテストで1位に輝くなど、好成績を収めている実力のある生産者。
3代目で、広大な農園を駆け回り、祖父と父からコーヒーの様々な知識を吸収しながら
育ちました。
コーヒーのあらゆることに精通する彼は、息子アレックス氏と共に10を超える農園で多様な品種を栽培し、収穫したチェリーは自前のミル(サンタ テレサ2000)で処理しています。
また、カーボンニュートラルの取り組みにも積極的で、環境プログラムの一種
であるBlue Flag Costa Ricaに参加しています。
●カップ(香りや味)
酸味を極力抑えて、華やかさを感じるシティローストでも限りなくハイローストに近い浅めに仕上げています。
やさしいフローラル感(華やかさ)があり、シトラスにかすかにベリー系の風味も感じます。
冷めるにつれて、その印象は明瞭になっていきます。
おすすめです。
生産国 コスタリカ
生産地域 サンホセ州タラス地区サン・パブロ・レオン・コルテス
農園名 ラ・モンターニャ
生産者 ロヘル・ウレーニャ,アレックス・ウレーニャ
標高 1900m
品種 ゲイシャ,エチオピア47
生産処理 ホワイトハニー