コスタリカ マリア・ロドリゲス / シティロースト
| 型番 |
cosmari_2025_cf |
| 重量 |
200 |
カップクオリティ(香りや味)から「この豆を焙煎してみたい」と強く思い、購入した久しぶりのコスタリカコーヒー。
本ロットは、コスタリカの主要な生産地のひとつウエストヴァレーにある農園アグリコラ・デル・カフェタルで、ケニアの品種を栽培し、生産処理ハニープロセスのひとつレッドハニーにてつくりあげたコーヒー。
ハニープロセスとは、コーヒーチェリーの果肉を除去する際に、ミューシレージ(粘液質)を一部残し、乾燥させる方法で、ミューシレージの残す量により呼び方が変わります。
レッドハニーは多めに残す方法で、アグリコラ・デル・カフェタルでは、完全完熟したコーヒーチェリーのみを使用し、ミューシレージを75%残しています。
ミューシレージが多い分、乾燥は難しく、手間ががかかります。
アフリカンベッド(高床式の網棚)に薄く広げ、乾燥しやすくし、頻繁に撹拌することで、均一な乾燥度合いに仕上げています。
アグリコラ・デル・カフェタル農園主のマリア・ロドリゲス氏は、3代目。
農園の管理からコーヒー生産の全ての工程において、細心の注意と精度の高さをもって行っており、伝統と自然のどちらも尊重し、丹念につくり上げられた、職人技による成果がここにあります。
高品質コーヒーの生産へのたゆみない努力は実を結び、世界的なコーヒー品評会にて1位を獲得するなど、好成績を収め、同国内で実力のある農園、生産者として認められています。
生豆の外見からソリッドビーンズ(硬い豆)感が伝わってきます。
焙煎中も「ただものではない」存在感を放っています。
これは、ケニアの品種であること、高標高で昼夜の寒暖差によりゆっくりと成熟したこと、また、その後の丁寧な比重選別によるものと推測します。
焙煎は、独特な熟度の高い果実の風味を出したく、酸味が出すぎず、風味が出てくるポイントで仕上げています。
熟度の高い果実の風味は魅力的で、凝縮感があり、飲みごたえがあります。
お愉しみください。
生産国 コスタリカ
生産地域 アラフエラ州ナランホ県ロウデス・スール
農園名 アグリコラ・デル・カフェタル
生産者 マリア・ロドリゲス
標高 1700m
栽培種 ケニア
生産処理 レッドハニー