エチオピア グジ G.1 タベ・ブルカ ナチュラル / シティロースト
他の農産物同様にコーヒーにも優良な生産地があります。
その中でも、さらに特徴的で、魅力的なコーヒーを生み出す特別な地域があります。
萌季屋にとってエチオピアコーヒーは特別な位置付けで、イルガチェフェを中心に扱ってきました。
本コーヒーは、イルガチェフェに勝るとも劣らない生産地域 グジ ウラガの標高2000mの高地で生み出されたコーヒー。
タベ・ブルカ ウォッシングステーションは、
環境に甘んじることなく、品質の高いコーヒーを生産するために、小規模生産者にアドバイスを行い、コーヒーチェリーの品質に合わせたインセンティブを設けるなど、持続可能なコーヒー生産を目指しているウォッシングステーション。
ナチュラル特有のフレーバーの中でも、
派手な印象のワイニー、ドライフルーツなどではなく、
フレッシュなフルーツのフレーバーに厚みを加えている、奥行きのあるフルーツ感。
全体的に明るい印象。
黄桃やネクタリンのストーンフルーツのようなフレーバーが心地よいです。
お愉しみください。
生産国 エチオピア
地域 グジ ウラガ
生産者 小規模生産者
標高 1800〜2000m
品種 ローカルランドレイス
生産処理 ナチュラル
●ナチュラルプロセスについて
一般的にナチュラルプロセスにより生じるフレーバーは他の生産処理プロセスと比べ、独特な風味特性があります。
ある生産国を訪問した際、優良且つ複数の地域でコーヒーを生産している生産者からウオッシュトプロセスで際立った風味特性のあるコーヒーが生まれない地域はナチュラルプロセスを選択すると聞きました。
それほど、ナチュラルプロセスは香りや味に影響を与えるということです。
生産国によりある程度生産処理プロセスは決まっていましたが、近年は目的により生産処理プロセスを選択する生産者が増え、その中でもナチュラルプロセスコーヒーは増えているように感じます。
ウオッシュトプロセスでも独特な風味特性を持つコーヒーを生み出す生産国や地域でナチュラルプロセスを導入することは、さらに魅力的で複雑な風味のあるコーヒーを生み出す可能性があります。
ただし、そのプロセスを適切に行える高い技術力が不可欠であると考えます。
コーヒーチェリーの状態で乾燥する方法がナチュラルプロセスになりますが、
どのような状態のコーヒーチェリーを乾燥させるのか
どのような場所、設備を用いて乾燥させるのか
乾燥工程中の気温の高低や風の強弱による乾燥率を考慮しているのか
また、それをコーヒーチェリーの乾燥度合い(水分値)に合わせて調整しているのか
そして、休息時間があるのか
など、ただ干すだけではなく、細かな調整がナチュラルプロセスの豆の品質を高くします。