コロンビア ラス・アギラス シドラ / シティロースト
型番 |
coloaguisid_2025_cr |
重量 |
200 |
特徴的なフレーバー(風味)を持つ品種にチャレンジすることは、
コーヒーロースターの愉しみのひとつ。
焙煎すれば、そのフレーバーは出るわけではなく、
その豆に合わせた焙煎プロセスをとる必要があります。
また、フレーバー以外の品質の根幹が最重要ですので、
その前提条件を満たすことができなければ、
特別な品種と言えども買い付けは見送ります。
近年注目されている品種 シドラ。
シドラは、エクアドルにあったネスレ社の試験農場で開発された未発表の品種の一つとされており、
現在、エチオピア原生種系に属するとされています。
納得できるものが手に入りましたので、是非お愉しみいただきたいと思います。
シティローストでも浅めに仕上げています。
ピーチなどのストーンフルーツ、オレンジの果実の風味に、独特な華やかさをお愉しみ下さい。
生産国 コロンビア
生産地域 ウィラ ラ・アルヘンティーナ
生産者 小規模生産者
標高 1650-1900m
栽培種 シドラ
生産処理 フリィウォッシュト
●ラス・アギラス
人里離れた小さな村 ラス・アギラスは、コロンビア中央アンデスにそびえる壮大なラス・ミナス山脈の麓に佇んでいます。
この地域には、豊かな生物多様性で知られるピュラセ国立自然公園があります。
ここはフローラとファウナの聖域であり、200種以上のランや160種を超える鳥類(アンデスコンドルを含む)が生息する、息をのむような美しい自然が広がる場所です。
●プロセス
このコーヒーは、コロンビアで伝統的なウォッシュドプロセスを経ています。
まず、完熟したコーヒーチェリーを手作業で選別、収穫し、果肉を除去するパルピングを行います。
その後、コーヒーは発酵槽で12〜36時間の管理発酵を行い、粘着性のあるミューシレージ層を分解します。
発酵が完了した後は、きれいな水で徹底的に洗浄し、ミューシレージの残留物を完全に除去することで、風味の明瞭さを確保します。
最後に、パーチメントの状態のコーヒー豆を、アフリカンベッド、パティオ、パラボリックドライヤーを使用して乾燥させ、含水率が10〜12%に達するまで仕上げます。
●品種 シドラ
シドラは、ブルボン・シドラとも呼ばれ、コア・エチオピア・ジェネティクスグループに属する品種です。
もともとエクアドルで栽培されていましたが、その独特なフレーバープロファイルと高地での適応性が評価され、現在ではコロンビアでも人気を集めています。
シドラは明るい酸味、フローラルな香り、そして鮮やかな果実味を特徴とする、複雑でフルーティーな風味で知られています。
その甘さ・酸味・複雑さの完璧なバランスが高い評価を得ています。
また、精製方法に応じた多様な表現が可能であり、特別なフレーバーポテンシャルを持つことから、スペシャルティコーヒーの世界で際立つ存在となっています。
コロンビアの多くの農家がシドラを導入するにつれ、この品種は同国のコーヒー産業において、ますます重要な役割を果たしていくと期待されています。