エチオピア イルガチェフェ アリチャ G.1 ウオッシュト / シティロースト
型番 |
ethiari_2024_cr |
重量 |
200 |
他の追随を許さない個性を持つイルガチェフェコーヒー。
他では代用できない魅力があり、
ケニアのニエリやキリニャガなどで生み出されるコーヒーと同様に
萌季屋にとって特別な位置付けにあります。
イルガチェフェコーヒーとはじめて出会ったのは、今から約20年前であったと記憶しています。
誰が飲んでも明らかにフルーツを感じる味わい。
これがきっかけとなり、後にエチオピアに足を運ぶことになりました。
エチオピアの行政区分は、州→ゾーン→ウォレダ→ケベレと順に小さくなります。
生産地域は、同国南部に位置するゲデオゾーンに集中しており、
イルガチェフェ、コチェレ、ウエナゴなどが、代表的なウォレダ。
今回のアリチャは、イルガチェフェに属し、より限定した地域(ケベレ)になります。
地域による香りや味の傾向はあると思いますが、優劣はつけ難いですね。
フレーバーが優先視されがちですが、品質が優先。
「高い品質の上に、魅力的なフレーバー」
萌季屋は生産現場に足を運ぶことで得られた知識と
長年使用し続け身に着けたノウハウをもとにイルガチェフェコーヒーを選び抜いています。
アリチャの本ロットは、
イルガチェフェコーヒーとして、最も好きなピーチなどのストーンフルーツの甘い風味や
紅茶のような華やかな風味があります。
久しぶりに出会えました。
おすすめです。
生産者 小規模生産者
生産国 エチオピア
生産地域 南部諸民族州 ゲデオ県 イルガチェフ地域 アリチャ
標高 1900 - 2100m
品種 Welisho, Dega
生産処理プロセス ウオッシュト
●アリチャウオッシングステーション
アリチャはゲデブ県でも最大のコーヒー生産地の1つで、アリチャのウォッシングステーションでは約765の農家からチェリーを集めています。
各生産者の農園面積は平均0.5〜2ヘクタールですが、合わせるとかなりの大きさになります。
このウォッシングステーションは農園の近くにあり、そのため各生産者は長い距離を歩かずともチェリーを運ぶことができます。
●生産処理プロセス
チェリーはハンドピッキングにより収穫され、その後更に手作業による選別が行われます。
チェリーはディスク式のパルパーにより果肉除去され、ウェットパーチメントは水による比重により選別されます。
選別されたウェットパーチメントは、約72時間、水ありの醗酵工程をとり、水路を通りながら綺麗に洗われます。
その後、再び水の比重選別により浮いた軽いパーチメントは取り除かれ、沈んだ比重の重く高品質なパーチメントと区別されます。
再び2時間水に浸けた後、アフリカンベッドにて乾燥させます。
乾燥工程では、パーチメントが2cm以上の厚さにならないよう注意しながら、10日間程均一に乾燥が進むようにケアします。
最後に2~4時間かけてハンドピッキングを行い、好ましくないパーチメントが混ざってしまわぬよう仕上げます。
乾燥工程を終えたパーチメントは麻袋にパッキングされた後、倉庫にて生産処理方法やグレード毎に保管されます。
平均して約1~2ヶ月休ませる事で、コーヒーの水分が馴染み、均一な水分値に安定させることが出来ています。
また、倉庫内にて再度ハンドピックによる選別が行われることもあります。
パーチメントを十分に休ませたら、アジスアベバのドライミルへと輸送します。
脱殻後の生豆は、アジスアベバの倉庫でコンテナへの詰込みを行い、ジブチ港までダイレクトに輸送することで品質管理を徹底しています。