ケニア カヘテ ウエットミル / フレンチロースト

  • 1,750円(税130円)
型番 kekahe_2024_fr
重量 200
お届けの状態

カシス、ベリー、ブラッドオレンジなどのフレーバーは他の生産国や生産地では決して代用できない特別なもの。
その魅惑的な風味に加え、飲みごたえのあるケニアコーヒーの深煎りは萌季屋のスペシャリテのひとつになります。

深煎りによる風味が主体にならず、
そのコーヒーの個性が深みとともに活きるように仕上げています。

カヘテウエットミル
ブラッドオレンジや黒系果実の甘い風味が魅力的。
その果実感を存分に楽しめるように、深煎りの度合いを調整しています。

お楽しみ下さい。


生産国 ケニア
地域 ムランガ県ギトゥギ地区
標高 1800m
生産者 小規模生産者
品種 SL28, SL34 (97%), Ruiru11 (3%)
生産処理 フリィウオッシュト

●カヘテ ウエットミル
カヘテ ウエットミルは、ナイロビの北、ムランガ県のギトゥギという町付近にあります。
1984年に設立され、Karunge村、Gataragwa村、Kirimiya村に住む約600の小規模生産者が所属しています。
現在は Rwaikamba Farmers Cooperative Society(FCS)に属し、John Muchiri Mwangiマネージャーが管理しています。
各生産者は約2ヘクタールの土地でコーヒー栽培をしています。
標高が高いエリアのため、コーヒーチェリーはゆっくりと成熟し、肥沃な火山性土壌と丁寧な生産処理によって、SL-28とSL-34品種が本来持つ複雑な果実の風味をより際立たせています。
これらの品種は、1930年にスコット農業研究所 (Scott Agricultural Laboratories)の当時の研究員がタンザニアで発見して研究所へ持ち帰り、
その後耐病性は低いが乾燥に強い品種であることが分かると、研究所の頭文字を取ってそれぞれSL28、SL34と名付けられました。
当ウェットミルに属する生産者のほとんどはこの品種を長年栽培しています。

●生産処理プロセス
1. 完全完熟チェリーは、周辺の小規模生産者によってハンドピッキングされ、カヘテウエットミルへ持ち込まれます。
※持ち込まれたチェリーは重量計測後、その質に対して対価が支払われます。
2. チェリーは、3 枚の歯が付いたディスク式パルパーによって果肉除去されます。
3. ウェットパーチメントは、ミューシレージの持つ糖分を分解するため、醗酵槽にて一晩醗酵工程をとります。
4. 醗酵後、ウェットパーチメントは水路に流してきれいに綺麗に洗われ、再度醗酵槽へ、水に浸した状態でさらに24時間の醗酵工程を取ります。
この工程ではタンパク質とアミノ酸が増加し、複雑な酸味とカップの透明感が増すとされています。
5. 2度目の醗酵を終えたら、再度綺麗な水で洗われ、アフリカンベッドへ広げます。
乾燥時間は、気候や気温、乾燥スペース等により調整されますが、およそ7〜15日間天日乾燥を行います。

●萌季屋のケニアコーヒー
ケニア産コーヒーは萌季屋のスペシャリテのひとつ。
同生産国で最高と位置付けられるフレーバーの種類があり、そのフレーバーは他の生産国や生産地では決して代用できない特別なものになります。
毎年このフレーバーを持つケニア産コーヒーを探しており、現在は安定して確保できていますが、実はそう簡単には見つかりません。
長い年月をかけ、それを見つける術、確保する術を構築してきました。
10年以上にも及ぶケニア産コーヒーオークションに出品されるものを確認し続けた経験をベースに、時代の流れにより最高品質のものを獲得する方法が変化していることを的確に捉え、
また、厳しい条件に応えてくれる関係者に支えられ、誇れるケニア産コーヒーが萌季屋にあります。

●ロースターの仕事
コーヒー豆は形や大きさは随分と違い、焙煎前の生豆を見ると、形、大きさ、硬さの違いはより顕著で、
生産過程(栽培種、栽培環境、生産プロセス、生産年など)の違いが大きく関係しています。
ケニア産コーヒーは比較的大粒で肉厚。
また萌季屋が扱う豆は高標高で栽培、収穫されたコーヒーチェリーから採取された硬い豆(ソリッドビーンズ)なので、
きちんとした焙煎プロセスを踏まなければ、酸味の質や舌触りが悪くなり、結果として魅力的なフレーバーをマスキングすることになります。
そして、最高峰のケニアフレーバーはあるポイントで最大となります。
萌季屋では、深みの世界の中で表現しています。
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