エチオピア イルガチェフェ G.1 ハロ ベリチ ナチュラル / シティロースト
ベリー系やストーンフルーツの甘い風味が広がります。
顔をほころばせるような、ピーチやストロベリーなど、いろいろなフルーツの風味をもつハロ ベリチ ナチュラル。
イルガチェフェ ナチュラルプロセスの多様性を感じます。
特徴的な風味を引き出し、酸味と甘さの良いバランスで仕上げています。
ゲデブで最大の生産地域の1つであるハロ・べリチは、標高 2,100 メートルに位置します。
本ロットはハロ・べリチにある約170の農家で収穫されたチェリーが使用され、近隣のゲデブウォッシングステーションに持ち込まれ、生産処理が施されました。
ウォッシングステーションは、各農家の近くにあるため、1時間もかからずに収穫したチェリーを持ち込むことができます。
収穫したチェリーの運搬時間が長いと品質に影響する可能性があるため、各農家とウォッシングステーションの距離の近さは品質を 維持・向上させるためにとても重要なこと。
また、エチオピアの場合、輸出港が遠方にあり、輸出する過程で品質が低下する恐れがあります。
それを防ぐために、コンテナーに積み込んでから輸出港にダイレクトに運び込んでいます。
生産国 エチオピア
生産者 当地域の小規模生産者
生産地域 南部諸民族州 ゲデオ県 ゲデブ市 ハロベリチ
標高 1950-2100m
栽培種 Dega , Welisho
生産処理プロセス ナチュラル
●ナチュラルプロセスについて
一般的にナチュラルプロセスにより生じるフレーバーは他の生産処理プロセスと比べ、独特な風味特性があります。
ある生産国を訪問した際、優良且つ複数の地域でコーヒーを生産している生産者からウオッシュトプロセスで際立った風味特性のあるコーヒーが生まれない地域はナチュラルプロセスを選択すると聞きました。
それほど、ナチュラルプロセスは香りや味に影響を与えるということです。
生産国によりある程度生産処理プロセスは決まっていましたが、近年は目的により生産処理プロセスを選択する生産者が増え、その中でもナチュラルプロセスコーヒーは増えているように感じます。
ウオッシュトプロセスでも独特な風味特性を持つコーヒーを生み出す生産国や地域でナチュラルプロセスを導入することは、さらに魅力的で複雑な風味のあるコーヒーを生み出す可能性があります。
ただし、そのプロセスを適切に行える高い技術力が不可欠であると考えます。
コーヒーチェリーの状態で乾燥する方法がナチュラルプロセスになりますが、
どのような状態のコーヒーチェリーを乾燥させるのか
どのような場所、設備を用いて乾燥させるのか
乾燥工程中の気温の高低や風の強弱による乾燥率を考慮しているのか
また、それをコーヒーチェリーの乾燥度合い(水分値)に合わせて調整しているのか
そして、休息時間があるのか
など、ただ干すだけではなく、細かな調整がナチュラルプロセスの豆の品質を高くします。