ニカラグア ブエノス アイレス マラカトゥーラ / シティロースト
凝縮感のある果実味にトロピカルフルーツを感じます。
コーヒー生産に対し信念を貫き、品質を高めるために手間暇をかけるバジャダレスファミリー。
その成果は、世界的なコンテストで証明され、1位に輝くなど素晴らしい実績を残しています。
本コーヒーは、マラカトゥーラという稀少な栽培種。
その木は繊細な上に、大粒の実をつけることで栽培が難しい品種。
マラカトゥーラに合う栽培環境とは?
どのようなケアをすればよいのか?
など、根気強い研究の成果が本コーヒーに現れています。
是非お楽しみいただきたいコーヒーです。
●マラカトゥーラ
マラカトゥーラは、ブラジル バイア マラゴジペ で1870年に発見されたティピカの突然変異種 マラゴジペと
ブラジル ミナスジェライスで1900年代前半(1935年)に発見され、その後栽培種として広められたブルボンの突然変異種 カトゥーラの自然交配により生まれたと言われています。
マラゴジペは、もとのティピカよりも樹高が高く、コーヒーチェリーが熟する過程は遅く、生産性は低い栽培種。
カトゥーラは、コーヒーチェリーが熟する過程は比較的早く、ブルボンよりも生産性が高いと言われています。
ニカラグアも例に洩れず生産性の高い栽培種を選択する傾向にありますが、生産者 ルイス・エミリオ・バジャダレ氏はあえて生産性の低いマラゴジッペにこだわり研究を重ねてきました。
そして、稀少で新しい栽培種マラカトゥーラを手に入れ、マラゴジッペの研究の成果が活きたのでしょう、素晴らしいコーヒーができあがりました。
生産国 ニカラグア
生産地域 ヌエバ セゴビア ディピルト
生産者 バジャダレスファミリー。
標高 1200 – 1550m
栽培種 マラカトゥーラ
生産処理 フリィウオッシュト
●フィンカ・ブエノス・アイレスとバジャダレスファミリー
徹底した管理のもと、栽培、収穫、生産工程を踏んでいます。
恵まれた環境で育ったコーヒーチェリーは完全完熟実のみを収穫するようにピッカーに指導するだけでなく、同国の一般的なピッカーへの平均的賃金より高い賃金を支払っています。
収穫したコーヒーチェリーは再度選別過程を踏み、彼らが所有するウエットミルにて高い技術力で生産処理します。
自然と共存しながらコーヒーをつくり続けることをモットーとし、高い技術力を持つ素晴らしい生産者。
中米の多くのコーヒー農園が、2020年後半の巨大なハリケーンによって被害を被りました。
同農園内の一部に土砂崩れがあったものの幸い大きな被害を受けずに済みましたが、気候変動、災害のリスクは年々大きくなっています。
彼らは継続して買付けてくれるお客様のために努力を惜まず、様々な変化に対応し、毎年安定した品質のコーヒー生産に取り組んでいます。