エチオピア イルガチェフェ ケベレ ナチュラル / シティロースト
ストロベリーのような甘い香り。
甘みと酸味とコクのバランスが心地よいフルーティーな味わいです。
ここ数年継続的に買い続けているウォルカチェルベサのコーヒー。
ケベレコミュニティーと呼ばれる小規模生産者が収穫したコーヒーチェリーからつくられています。
このウォルカチェルベサ ナチュラルはワイニーフレーバーではなく、ストロベリーのようなチャーミングな印象で、
ストーンフルーツのような果実味も感じられます。
生産国 エチオピア
生産者 当地域の小規模生産者
生産地域 南部諸民族州ゲデオ県ゲデブ市ウォルカチェルベサ
標高 1900-2200m
栽培種 1974-1975 JARC Selections、エチオピア系統品種
生産処理プロセス ナチュラル
●ウォルカチェルベサについて
近年、ウォルカチェルベサエリアは素晴らしいコーヒーが生産される地域として知名度が上がってきているエリアです。
Neguesse Debela氏は、このエリアのポテンシャルに着目し、2017年から当ウエットミルの運営を開始しました。
Neguesse氏により生産されたロットは、ウオッシュト、ナチュラルの生産処理を問わず、とてもクリーンカップなロットです。
また、常に品質改善や向上を怠らず、様々な試験的なロットの生産にも取り組んでいます
●ナチュラルプロセスについて
一般的にナチュラルプロセスにより生じるフレーバーは他の生産処理プロセスと比べ、独特な風味特性があります。
ある生産国を訪問した際、優良且つ複数の地域でコーヒーを生産している生産者からウオッシュトプロセスで際立った風味特性のあるコーヒーが生まれない地域はナチュラルプロセスを選択すると聞きました。
それほど、ナチュラルプロセスは香りや味に影響を与えるということです。
生産国によりある程度生産処理プロセスは決まっていましたが、近年は目的により生産処理プロセスを選択する生産者が増え、その中でもナチュラルプロセスコーヒーは増えているように感じます。
ウオッシュトプロセスでも独特な風味特性を持つコーヒーを生み出す生産国や地域でナチュラルプロセスを導入することは、さらに魅力的で複雑な風味のあるコーヒーを生み出す可能性があります。
ただし、そのプロセスを適切に行える高い技術力が不可欠であると考えます。
コーヒーチェリーの状態で乾燥する方法がナチュラルプロセスになりますが、
どのような状態のコーヒーチェリーを乾燥させるのか
どのような場所、設備を用いて乾燥させるのか
乾燥工程中の気温の高低や風の強弱による乾燥率を考慮しているのか
また、それをコーヒーチェリーの乾燥度合い(水分値)に合わせて調整しているのか
そして、休息時間があるのか
など、ただ干すだけではなく、細かな調整がナチュラルプロセスの豆の品質を高くします。